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2017年2月16日木曜日

Raymond Chander: The Long Goodbye

[タイトル]
Raymond Chander: The Long Goodbye

[出版社]
PENGUIN READERS

[レベル]
6

[感想]
このお話は複雑な男女関係の中で繰り広げられる推理小説です。誰が誰の奥さんで、誰のために罪を被っていたのか、正直関係が複雑すぎてわからなくなることもありましたが、途中衝撃の事実が何度お明らかになっていき、読み進めることが楽しかったです。サスペンスが好きな人は特に楽しめる本だと思います。

[印象的な英語表現]
He was the politest drunk I’d ever met.

polite とdrunkのコロケーションが面白いなと思いました。

[投稿者]
ぽよ

[合計ポイント]

20ポイント

2017年1月23日月曜日

Henry Fielding: The history of Tom Jones, a foundling

[タイトル]
Henry Fielding: The history of Tom Jones, a foundling

[出版社]
PENGUIN READERS

[レベル]
6

[感想]
旅から帰るとベッドに見知らぬ赤ちゃんが寝ていました。話はここから始まります。その子はいろいろやり養父を困らせながらも、ハンサムで面白い、しかし女に簡単に惚れやすい青年に育ちました。その彼と大地主の一人娘で容姿に性格に完璧な女性とのラブストーリーです。2人のなかなかうまくくっつかないもどかしさでどんどん読み進めることができると思います。

[印象的な英語表現]
Her mind was as charming as her appearance, and her sweet temper lit up her face.

人の心を惹きつけるという意味のcharmingをmindに使い、さらに日本語で人の良さが顔に出ていると言いますが英語でも同じようにいうということを知りました。

[投稿者]
ぽよ

[合計ポイント]
14ポイント






2016年12月28日水曜日

Disney Alice in Wonderland


[タイトル]
Disney Alice in Wonderland


[出版社]
Parragon Book Service Ltd


[レベル]
6 level  
(注:この本はGraded Readersとして出版されているものではなく、ペーバーバッグです。換算するならこのレベルだと判断しました。)


[感想]

2010年に、ティム・バートンが監督を務めた、ジョニー・デップ主演の映画『アリス・イン・ワンダーランド』の小説版です。
物語の冒頭のアリスには子どもっぽい自己中心的な部分や、弱さがあります。Underlandという不思議な世界で待ち望まれていたはずの彼女は、不思議な世界の住人から、「こんなのアリスじゃない」「これは違うアリスだ」とがっかりされてしまいます。しかし、命の危険にさらされながらも、そこにいる時間や経験はAliceを強く芯のある女性に変えていきます。彼女は不思議な世界の「英雄」たることができるのでしょうか…?
個人的には、赤の女王がどこか憎めなくて好きです。”Off with the head!(首をはねろ!)”が口癖の、残酷で横暴な独裁者である彼女ですが、大きな頭にコンプレックスをもっていたり、Aliceの正体に気づかずにお城で手厚く待遇してしまったりと、人間味のある部分が可愛らしく思えてしまいました。
こちらのサイト(http://aliceinwonderland.wikia.com/wiki/Glossary_of_Alice_in_Wonderland_Terms)に、Aliceの用語集がありますので読まれる方は参考にしてみてください。


[印象的な英語表現]

赤の女王と白の女王は姉妹なのですが、誰にでも愛されるよき為政者の白の女王に対して、赤の女王は嫉妬してこのようなセリフを言います。

“Oh, let her have the rabble!”
(ああ、愚かな民衆は妹につけばいい!)

letを使っているところが、赤の女王の中では「白の女王が民衆の気を引こうと画策している」と捉えているのかなと思いました。また、rabbleという語は民衆や大衆を指す中でも「暴徒、下層大衆」といったニュアンスがあるので、実際には民衆に慕われたいと思う気持ちがあるからこそ相反するひどいことを言ってしまっている心情が垣間見えます。


This elicited the snort from the Cheshire cat.
(このことにチェシャ猫はふんと鼻をならした。)

気に入らないことがあって、不機嫌に鼻を鳴らしたチェシャ猫を描写する表現です。このように表現するのが新鮮でした。


[投稿者]
きゅー


[ポイント数]
これまでの合計は 11ポイント (2016/12/28)


2015年7月19日日曜日

Victor Hugo: Les Miserables

[タイトル]
Les Miserables

[
出版社]
Penguin Readers

[
レベル]
6

[
感想]
2012
年に映画化もされ,ミュージカルなどでも人気の「レ・ミゼラブル」の物語です。この小説にある「銀の燭台」のエピソードは有名で,道徳の副読本にもなっているそうです。
1800年代の激動のフランスを舞台をし,物語を通して,人が自らの犯した罪や,社会情勢,周りの人間関係に苦悩しながらも幸せを見つけていく性善説を感じさせる物語でした。英語で読める感動できる話を探している人に,ぜひ読んでもらいたい本です。他のGraded Booksにも言えることですが,この本をきっかけに原書を読んでみたいと感じるきっかけになります。(レ・ミゼラブルの原書はフランス語ですが…。)


[
印象的な英語表現]
I should have given it away a long time ago.
銀の燭台の物語から。ここのitには,銀の燭台(silver-basket)が当てはまり,それをとっくにあげておくべきだった。という意味になります。Should+have+PPの文の意味が文脈を伴って覚えられるよい表現だと感じました。

I’ve bought your soul from the Devil, and have given it to God.
こちらも銀の燭台の物語から。司祭が銀の燭台を盗んだValjeanに言った言葉です。細かいところに着目すると,Devilにtheがついて,Godにtheがついていないところも面白いです。

Then, as her eyes adjusted to the light, she saw the kind old face of Jean Valjean looking down at her, and she relaxed.
Cosetteが眠りから目覚めるシーンの描写です。イメージをすると,光に焦点が合い,Valjeanの顔に気付き,安心した。という順番になると思います。順序と動詞の使い方(adjust→see)にも表現の多彩さを感じました。

You know, M. Marius, I think I was a little bit in love with you.
Eponineという少女が死ぬ間際に言った言葉。Mariusには恋人がいて,自分の思いが伝わらないことを分かったうえでの言葉なので,you know~, I think~, a little bit~, というあいまいやためらいがみられる表現が使われているのかなと感じました。とすると心の奥では好きでたまらなかったのかなと思うと悲しくなる場面です。

For sake of Cosette’s happiness, he would have to try and save the life of the man she loved - the man he hated more than any other in the world.
誰かの幸せのために動くことで,自分の幸せを害する可能性があることが時にはあるように思います。そのような心の葛藤がみられる表現に感じました。ちなみに,would+have~ だから実際にはその男を守りにいかなかったわけではなく,would+have to~ で「~すべきだ」の意味で使われています。

[
投稿者]
Miras


[
合計ポイント]
30
(2015.7.19)

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【感想】
19世紀フランスの社会情勢や民衆の生活を舞台とした作品で、主人公Jean Valjeanの生涯を通して愛、情熱、犠牲、夢などさまざまなものが描かれる心奪われる作品です。作中の登場人物はどれ”unforgettable”です。その中でもわたしはFantineの母親としての愛とEponineの恋心の切なさといじらしさに惹かれます。Les Misérablesはフランス文学作品なので正確に翻訳することはできませんが、日本語であれ英語であれ、愛に溢れたこの作品は涙なしでは読むことが出来ません。何度読んでも感動する大好きな作品です。

【印象的な英語表現】
‘You know, M. Marius, I think I was a little bit in love with you’
エポニーヌの切ない恋が終わった瞬間です。マリウスのことを本当に心から愛していたのにa little bitと控えめに告白して自分の片思いを終わらせ息をひきとったのが、本当に切なく感じました。

‘Valjean smiled, his eyes shining with love and happiness, but he was beginning to lose strength.
ヴァルジャンにとって最も愛おしく大切な存在であるコゼットに看取られながら息をひきとる場面です。彼にとってコゼットとの人生は最高の幸せであったことが伝わり涙なしでは読めないシーンです。cryやtearを使わずともヴァルジャンの表情が伺えます。

‘Love one another always. There is nothing else that matters in this world except love.’
ヴァルジャンの最期の言葉であり、この物語全体のメッセージでもあるなと思います。Les Misérablesは愛に溢れた素晴らしい物語です。

【投稿者】


∵

2015年7月7日火曜日

Schindler's List

[タイトル]
Schindler's List

[
出版社]
Penguin Readers

[
レベル]
6

[
感想]
スティーブン・スピルバーグ監督により,映画化もされた「シンドラーのリスト」。第2次世界大戦でのホロコーストにおいて,ドイツ人でありながら多くのユダヤ人を救ったオスカー・シンドラーの実話です。タイトルだけは聞いたことのある人も多いと思います。
シンドラーは,初めから多くの人を救うために活動をしていたわけではなく,ナチ党員で軍需工場を管理していたビジネスマンでした。ホロコーストから人々を救った人ということで成人のように感じられるシンドラーですが,酒と女遊びがすきなど,意外な素顔も分かります。
そんな彼が最終的には私財や自分の命を懸けてまで,多くの人を救うようになったのにはどんな理由があったのか。心情はあまり描写されていない物語ですが,ところどころに引用句を用い,その行動を読み取ることができます。

[
印象的な英語表現]
Beyond this day, no thinking person could fail to see what would happen.  I decided at that moment to do everything in my power to defeat the system.
ドイツがユダヤ人に対して,ひどい仕打ちをしているのを目の当たりした日に,シンドラーがこれに対して抵抗をしていこうと決心した場面。この本の中で初めて引用が用いられ,特に印象に残る場面です。

Unfortunately, Schindler was able to save very few of the Jews at Plaszow: ninety per cent of them did not survive to see the end of the war.
現実では,シンドラーが救うことのできなかった地区の人もいたということがわかる部分です。ある地区の90%の人が殺されているということにホロコーストの恐ろしさを改めて感じました。

There was a Schindler’s list, and it was worth everything to be on it.
シンドラーが,ユダヤ人を救うためのリストを作っているという噂が立って,それが本当にあったことがわかる場面です。物語の核とも取れる一文でした。

He was our father, he was our mother, he was our only faith.  We could always depend on him.
シンドラーの工場が移転した際に,アウシュビッツにおくわれた女性が,アウシュビッツにシンドラーが助けに来てくれた時の心情を語った一節。感動的な部分だが,最初の文に接続詞がないことも少し気になってしまった。

He who saves a single life, saves the entire world.
Wikiにも引用されている有名1文です。「一人を救うものは世界を救う。」と訳せると思いますが,シンドラーが敗戦後工場を去る時にユダヤ人がシンドラーに送った指輪に書いてあった言葉です。

[
投稿者]
Miras



[
合計ポイント]
18
(2015.7.7)

2015年6月29日月曜日

The enemy

[タイトル]
The enemy

[
出版社]
Oxford University Press

[
レベル]
6

[
感想]
イギリスで政府のスパイとして働く主人公Malcolmの大仕事の物語です。物語は,彼を1人称とした形で語られ,読み手をぐいぐいと引き込んでいきます。心情をあえて動名詞を使って表し,動きをよりダイナミックにするような表現も多く用いられるなど,主人公の心の動きに注目しやすい小説でした。
政治と科学のつながり,最先端科学技術を取り締まる法律はなく科学者のモラルに任せられるなど,あまり考えていないけれど考えてみると怖い内容も取り扱われています。恋愛,政治,陰謀…そのまま映画化することもできそうな多くの要素を巧みに取り入れた小説です。

[
印象的な英語表現]
I realized that Penelope Aston was becoming a serious part of my life.
was becomingという部分とA serious part という部分の2点で印象深い文章でした。あえてbecomeを進行形で使うことで,だんだんなっていくという動的なイメージを加えています。a serious partで“大事な人”のような意味になることにも驚きました。

As we drove to her home, my heart was like a singing bird and I realized the truth in all that the poet about love.
メロメロです。あまり表現しない気はしますが,日本人でも同じようなイメージを共有できそうです。

That evening Penny invited me to dinner in her new flat.  After dinner, as we were sitting having coffee, she said quietly,
 ‘When would you like us to get married, Malcolm?’
That night the coffee got split on the carpet, and I stayed for breakfast.
いわゆる,「事をなした」描写だと思います。英語で書かれたこのような表現はあまり見ることがなくて印象に残りました。

I think Penny is dying.
これも本来進行形にならない状態動詞が進行形になっています。この後も彼女は死んでいないので,この表現を用いることでより切羽詰った感じを表しているように感じました。


[
投稿者]
Miras

[
合計ポイント]
12
(2015.6.29)