[タイトル] Bernard
Smith: The White Oryx
[出版社] Penguin Readers
[レベル] Easystarts
[感想]
私は動物のお話が好きなので、取りかかりやすそうだと思ってタイトルだけを見てこの本を手に取りました。オリックスという動物の生態が説明がしてあるのかな、と勝手に想像しました。実際は、少し違いました。オリックスという動物は、一般的には灰色、あるいは黄褐色の、立派な角を持つ美しい生き物だそうです。真っ白なオリックスとなると、さらに美しいのでしょう。この本は、この白いオリックスの保護をめぐるお話でした。短いお話ですが、密猟という問題を伝えながらドキドキ感と温かみとを兼ね備えた作品です。
[印象的な英語表現]
・ The
sand makes a long yellow cloud behind the car.
砂漠を走る車がたてる砂埃を表現しています。砂埃がyellowだとも、cloudとも考えつきませんでした。
・ ’Not
a bad day,‘ the policeman says.
密猟団を捕らえてオリックスの子どもを救った警察官の一人が口にした台詞です。それまでは感情的な描写のなかった警察官が、この台詞を言った途端、なんとも人間くさい温かな人に思えました。粋な警察官だと感じました。
[投稿者]
coli
[合計ポイント]
2ポイント(2015/01/10)
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