[出版社]
OXFORD UNVERSITY PRESS
[レベル]
STAGE2
[感想]
世界中で有名であり、ハロウィンでも多くの人が仮装するキャラクター Dracula。その原作を初めて読むことができた。話は、主人公である不動産屋の Jonathan が Dracula から直接ロンドンの新居について依頼を受けるところから始まる。このシーンがゲゲゲの鬼太郎の冒頭ととても似ているなと私は感じた。交渉するために実際に依頼主の家(城)へ赴き、そこでその依頼主の姿に恐怖するところもゲゲゲの鬼太郎と同じである。Dracula の白い肌と燃えるように赤い目が終始恐怖の象徴として描かれており、彼の風貌と強い執着心に怯えながらも、なんとか自分たちと愛する人を守るために戦う Jonathan たちの姿が楽しめる。
[印象的な英語表現]
We can begin to live again.
これはこの話の最後の一文である。Dracula をやっとの思いで倒し、帰路につく彼らの安堵の心の声だと感じた。Dracula に狙われ続け、日々恐怖していた日常から開放されたのだ。また、Jonathan の婚約者 Mina がヴァンパイアになるすんでのところで Dracula を倒したので、もう一度人として生きるという意味もこの一文に含まれているかもしれない。
[投稿者]
ハチ
[合計ポイント]
これまでの合計ポイント 3ポイント(2016/10/31)
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【ステージ】
2
【感想】
登場人物が多かったため読みながら「これ誰だっけ?」と返すことも多かったが、それを除けば最後までスイスイ読めて大変読みやすく面白い話であった。
ドラキュラがなぜ人々から恐れられるのか、それは彼が孤独だからなのだ。知っているようで実は知らない“ドラキュラ”の話がわかった。少し悲しいお話というのが第一印象である。背筋が寒くなるような薄気味悪いホラーは英語で読むと余計リアルに感じるのだなと思った。
【印象的な表現】
There was no mirror in
my bedroom, but I had one with me, a
present from Mina.
「私の寝室に鏡はなかったが、ミナからもらった鏡は持っていた。」
最初読んだ時with meが目に入らなかったため、昔は持っていたというニュアンス(→結局今は持っていない)で読み進めてしまった。with me をつけることで今は自分が持っているということが視覚的に伝わってきてよい表現だなと思ったため印象に強く残った。また寝室には鏡はないという表現を前に置き比較したことで、”今持っている”ということがより強く伝わってきたように思う。
【投稿者】
なっこ
【これまでの合計ポイント】
2 (2017.10.10)
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[出版社]
Oxford university press
[レベル]
2
[感想]
これまでに作者について調べる機会があり、Bram StokerがDraculaの作者であることは知っていたがその話はよく知らなかったので今回手にとってみました。Draculaに血液を吸い取られると即死してしまう話だと思っていた人いますか。吸血鬼がどのように恐ろしいのか主人公の手記に沿って主人公になったつもりで読んでいくとCount(実はDraculaはファミリーネーム)の迫力をより一層感じられると思います。Draculaという名前だけが独り歩きして本当のストーリーを知らないのは損だったと感じました。
[印象的な英語表現]
We can begin to live again.
この本の最後の文である。直訳すると「私達はもう一度生き始めることができる」となり、人生は一度きりなのにその人生を「再び始める」と表現しているところが、普通は少し違和感があるはずなのにすべて読み終えた後にこの表現をみると腑に落ちるという不思議な一文である。
[投稿者]
あんぱん
[合計ポイント]
これまでの合計は2ポイント(2018/04/25)
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