2017年6月6日火曜日

Pirates of the Caribbean Dead Man’s Chest

【タイトル】
Pirates of the Caribbean
Dead Man’s Chest

【出版社】
Penguin Readers

【レベル】

【感想】
ファンタジー溢れる海賊の物語であるこの本は、世界的にヒットしたシリーズ物の映画です。風変わりな主人公Jackが悪知恵を働かせたり、人と駆け引きしたりして財宝などを手に入れたりするところが海賊らしく、世界観の描写がされているため読んでいて引き込まれるような作品です。

【印象的な英語表現】
shake one’s headというフレーズがよく出てきました。首を横に振るという意味で、否定を示す行為です。日本語では同意の際には首を縦に振ると言いますがこの時はshake が用いられずnodが用いられます。また、首はneckではなくheadとして表現されています。直訳するのではなく、一つのフレーズとして覚えて使用することが大事であることを感じました。

【投稿者】
A.S

【ポイント】
合計15 

William Shakespeare: Othello

【タイトル】
Othello

【出版社】
Penguin Readers

【レベル】

【感想】
ヴェニスの黒人将軍のオセロは、嫉妬という点以外は完璧な人だった。しかし、イアゴが、自分が昇進できず、オセロに復讐を始めた。その欠点を見抜き、オセロの妻デスデモーナに浮気の濡れ衣を着せオセロを嫉妬させる。結局オセロは自分の手で無実の妻を殺してしまい、無実だったことを知り、自分で自殺してしまう。

【印象的な英語表現】
Wait. A word or two before you go. I have been a faithful solder for Venice. Well, all that is finished now. Do nottry to excuse what I did. I killed my love, and now I must die.
これは、妻が浮気などしていなかったのだという事実を聞かされ、自分を責め、もう死ぬしか選択肢はないという状況に陥っている。最後の決断を迫られた場面のオセロの言葉だ。

【投稿者】
K.I

【ポイント】
合計 15


Sir Arthur Conan Doyle: The Patient

【タイトル】
The Patient

【出版社】
Penguin Readers

【レベル】

【感想】
有名な推理小説作家Arthur Conan Doyleの作品。みんなが自殺だと思っていた事件が実は殺人事件であることをSherlock Holmesが謎を解き明かす。過去の事件との恨みによって犯行が行われていた。

【印象的な英語表現】
No complete account of the Brook Street mystery has ever been given to the public until now.
この一文でThe Patient締めくくられている。はっきりと明示してないが、謎が起こらないというのは、Sherlock Holmesがいて、謎を解明しているがらであるという意味が隠されているので面白いなと思った。

【投稿者】
K.I

【ポイント】
合計 12

Lewis Carroll: Alice in Wonderland

【タイトル】
Alice in Wonderland

【出版社】
Penguin Readers

【レベル】

【感想】
イギリスの作家Lewis Carrollによって書かれた有名な作品です。この続編には「鏡の国のアリス」がある。ある日、アリスが白いウサギを追いかけていると変な世界に入ってしまう。ケーキを食べると体が大きくなったり、drink meと書かれた液体を飲むと逆に体が小さくなってしまったり、おかしなことがたくさん起こる。現実の世界では起こりえないことがたくさん起こる面白い一冊です。

【印象的な英語表現】
I can’t go back to yesterday because I was a different person then.
とてもいい言葉で私の好きな言葉である。アリスは常に変化を求めていて、とても重要なことだと思った。

【投稿者】
K.I

【ポイント】
合計 7


Joseph Sheridan Le Fanu: The Woman in the Black Coat

【タイトル】
The Woman in the Black Coat

【出版社】
Penguin Readers

【レベル】

【感想】
アイルランドが舞台のこの作品。あるお金持ちの家族に姉妹がいたが、結婚した姉が病気で死んでしまう。妹は悲しみにふけっていたが、結婚して故郷を離れて旦那と暮らすことで元気を取り戻したが、夫の屋敷には夫の元妻の幽霊がいた。妹が新しい嫁になったと幽霊が知ると、嫉妬し、屋敷から出ていかないと殺すと脅し、妹は故郷に戻った。そこにいた姉の幽霊が、屋敷の幽霊は一生屋敷で新しい嫁が来るのを待っているという。

【印象的な英語表現】
Martha’s face went white with fear.
英語では、恐怖に陥ったときは顔が白くなると表現するのが面白かった。日本語の場合は真っ青になると言うので表現の違いがあるのだと思った。

【投稿者】
K.I

【ポイント】

合計 5

Henry James: The Turn of the Screw

【タイトル】
The Turn of the Screw

【出版社】
Penguin Readers

【レベル】

【感想】
Henry Jamesというアメリカ生まれ、イギリスで生活していた作家のもっとも有名な作品の一つである。タイトルを日本語訳すると“ねじの回転”。女家庭教師が新しい家にやってきた。しかし、彼女の待遇はすごく良い、それには深い理由があって、過去に亡くなった家庭教師がその家の子供を新しい女家庭教師から奪おうとしていた。女家庭教師は、そんな幽霊から子供たちを守ろうとするが、、、
最後まで結末が気になる物語でした。

【印象的な英語表現】
I realized what I was holding. I was holding a dead child, not a living one.
この部分は、女家庭教師が、子どもをghostから守るために抱きしめていたのに、気付いたら子どもは死んでいたという最後のクライマックスのシーンで、dead child の表現でも十分に理解できるのに、あえてliving oneというのを増やしてもう生きていないということを強調している。

【投稿者】
K.I

【ポイント】

Charles Dickens : A Tale of Two Cities


【タイトル】

A Tale of Two Cities

【出版社】

PENGUIN READERS

 【レベル】


 【感想】

 パリ革命を舞台に悲しき恋の物語が幕を開ける。ある1人の女性Lucieに恋をしたよく似た顔のDarnayCartonLucieと結ばれたのはお金持ちの貴族であるDarnayであった。幸せな生活も束の間、過去に父や叔父が犯した罪がDarnayになすりつけられ、彼は死刑を宣告される。悲しみに暮れるLucieを救うために、Cartonがとった驚くべき行動と彼の愛情深さに釘付けになる作品。

 【印象的な英語表現】

I see Lucie, an old woman, crying for me as she remembers this day.

CartonLucieに対する真実の愛がこの言葉に全て込められているように感じ、胸が熱くなったから。

 【投稿者】

すまいる

2017年6月5日月曜日

World Folktales

[タイトル]
World Folktales
[出版社]
Penguin Readers
[レベル]
[感想]
 世界の様々な国の古くから伝わるお話が楽しめる短編集です。この本を読んで、国は違えど、ストーリー性やオチは似ていると感じました。例えば、何か問題や困難が起こった時に解決のために奮起するヒーローやヒロインが登場します。アフリカや南米の昔話には度々動物が登場します。それは古くから動物は彼らの生活の一部であり、文化そのものだからです。古代ギリシャやローマ、インドの昔話は神に関するものが多く、思想や宗教の形成のために大きな役割を果たしたと言えるでしょう。それだけでなく、魔法が登場するお話もあります。そんな世界各国の話を読みながら、その地域独自の習慣や風俗、思想を垣間見ることができました。
[印象に残った英語表現]
loads of fish たくさんの魚。物の量の多さを表す表現をまた新たに知ることができた。
the riverbank 川岸、川の土手。Bankには銀行という意味だけでなく、土手という意味もあることを初めて知りました。中学で習った簡単な単語ほど奥が深いと感じました。
side to side ワニがのそのそと歩く様子がうかがえる表現です。
It was old and torn.tornという単語の意味はこの人の様子を表している文章からだと、tearの過去形ではなく酒に酔ったという意味になります。
[投稿者]
ふじかな
[ポイント]
今回のポイントは5ポイント。これまでの合計は15ポイント。

British and American Short stories

[タイトル]
British and American Short stories
[出版社]
Penguin Books
[レベル]
5
[感想]
 本を読むのが苦手な人にぜひお勧めしたい作品です。有名なアメリカとイギリスの作家の短編小説が入っています。一つたり30分もあれば読めるので、時間がない人や時間が空くとストーリーや登場人物を忘れてしまう人にぴったりです。どこまでも婚約者の男を追いかけてくる女から逃げる物語 Mabelや運にとりつかれ発狂していく少年を描いたThe Rocking-Horse Winnerなど人間臭くて怖いものもありました。オーヘンリーやマークトウェインなど名作家の短編を読み、彼らの美しい自然や人間の感情描写を味わうことができます。
[印象的な英語表現]
前書きにあったペンネームの紹介方法が印象に残りました。
  O. Henry is the pen name of the American short-story writer William Sydney Potter.
Samuel Langhorne Clements wrote under the pen name of Mark Twain.
Female Womanのニュアンスの違い
Somehow she stopped looking like a female and became a woman.
Female は性別を判断する意味で使われる。女か男か。Womanは女性らしさを感じられるという意味で使われると解釈しました。
He was a tall, thin man, browned by the sun.
日に焼けたという表現をtanではなく日によって茶色くされたと表現していてかっこいいと思いました。
Quite nice,she said, her voice cold and absent.
ここで使われているabsentは欠席ではなく、「放心状態の」という意味です。簡単な単語ほど奥が深いとはまさにこのことだと思いました。
‘He was when he went to bed.’日常でよく使うような「今寝ましたよ」という表現。When の使い方の多様さを学びました。
Whatever are you doing?’「一体全体何をしているの」とでも訳すべきか、発話者の驚きを読んだだけで想像することができます。
[投稿者]
ふじかな
[ポイント]
今回のポイントは5ポイント。これまでの合計ポイントは10ポイント。

More Tales from Shakespeare

【タイトル】
More Tales from Shakespeare
【出版社】
Penguin Books
【レベル】
5
【感想】
 有名なシェイクスピアの物語(The Winter’s Tale, King Lear, The Taming of shrew, Romeo and Juliet, Hamlet, Prince of Denmark, Othello)が6つ短い短編になったものです。今までずっと読んでみたいと思っていたのですが、何から読めばいいか分からなかった私にとって、ぴったりの作品でした。個人的には、The winter’s tale, HamletOthelloが気に入ったので原作を読みたいと思うきっかけを作ることができました。どの話もよくまとまっていて、すらすらと読み進めることができました。一回でどの話も読み終えることができます。時間はないが、名作の内容を知っておきたいという人にオススメです。
【印象的な英語表現】
“She gave birth to a daughter”. 「娘が生まれた」という表現をよく使われるBornではなくこのgave birth toで表していて表現の豊かさを感じました。
“Goneril, the oldest, declared that she loved her father more than words could tell”. 1番上の姉が父からの財産を妹たちからより多く勝ち取るために話している Love speechが面白いと思いました。人間の富に執着する醜さがよく表れています。I love youよりも大きな相手に対する愛を示す際にはこのように表現したら良いのだと学びました。
The sun has blinded my eyes.人に対していつも意地悪で失礼な態度をとってきたキャサリンですが、自分が今までしてきた愚行を愛する夫が他の人に対して行っているのを見て、反面教師的に自分の今までの無礼な振る舞いの悪さを悟り、反省したときのセリフです。シンプルな単語で印象的に表していたのが心に響きました。
Romeo could no longer prevent himself from speaking .しょうがないという意味の表現は“can’t be helped.と記憶していましたが、このような表し方もあるのだと理解できました。
favorite qualities with women.女たらし・女好きといった意味です。このように表すことができるとは知りませんでした。
【投稿者】
ふじかな
【ポイント】
今回のポイントは5ポイント。これまでの合計は5ポイント。

Coleen Degnan-Veness: Martin Luther King

【タイトル】
Martin Luther King

【出版社】
Penguin Readers

【レベル】

【感想】
“I have a dream” から始まったKing牧師の演説は人種差別によって苦しんでいたAfrican-Americansの救いとなり、希望を与えました。彼は運動の中で、何度も批判を浴びましたが、動じることなく運動を進めていきました。彼の強い夢が彼を強くし、人々に影響を与えたのだと思います。今でも差別がなくなったわけではないですが、King牧師の夢は全ての人の夢となり、人種差別のない平和な暮らしを望んでいます。夢を実現させるため、どのような取り組みができるかを考えることのできる一冊です。

【印象的な英語表現】
“The court will not stop me”
King牧師が13度目の逮捕の前に放った言葉です。
大変強気に聞こえる文で、諦めを見せない態度が見受けられます。
The court が擬人化されて話されているところが印象的でした。

【投稿者】
A.S

【ポイント】
合計12

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【感想】I have a dream…の有名な演説で知られるキング牧師の生い立ちから、黒人差別の状況、どうやって解決していったかなど、当時のことまで知ることができる一冊です。改めてキング牧師が偉大な人物だと感じさせられました。

【印象的な英語表現】He taught African-Americans to use love against their enemies.という文です。表現的に面白いというわけではないのですが、キング牧師のそのような考え方が素晴らしいと思いました。戦いではなく愛をもって平和・平等を希求する精神があったからこそ多くの人に慕われたのだろうと思いました。

【投稿者】K


【ポイント】計12(2017/11/28)