2015年8月1日土曜日

David A. Hill: How I Met Myself

[タイトル]
How I Met Myself

[出版社]
CAMBRIDGE UNIVERSITY PRESS

[レベル]
3

[感想]
John Taylorは突然、街中で自分とそっくりな人に出会った。他の人はそのそっくりさんが見えず、恐怖を覚えながらも、いろいろと調べていくうちにそれが自分の生霊だと気づく。なぜ生霊が見えるようになったのか、彼はJohnの家族に何を伝えたいのか、どんな展開が広がるのかワクワクしながら読むことができました。

[印象的な英語表現]
I took the lift up, and found the flat.
単純な表現ですが、エレベーターで上がる時の表現で、自分ではなかなか出てこない表現だと思いました。

Sadly, my doppelgänger seemed to be building a wall between us
「壁ができる」という表現ですが、物質的な壁だけでなく心理的な壁が出来る時にもbuild a wall という表現が使えるのだということが分かりました。

Of course, everyone loved Kati, - she was such a pretty, happy little girl – and this seemed to help Andrea and I to build our love for each other again.
2人が以前のようにお互いに愛するようになることを表現するのに、ただloveを使うのではなく、build our loveということで、関係を築いていくということが強調させるように感じました。

 [投稿者]
まりりん

[合計ポイント]
33ポイント (2015/8/1現在)



【感想】
舞台は寒い冬のハンガリー・ブタペスト、John Taylorは会社帰りの道で自分と同じ顔の男と出会う。「なぜ?」、「どうして?」、不安は高まる。男の謎を探ろうと調べる中で、男は"doppelgänger"という存在にたどり着く。果たして、あの同じ顔を持つ男は"doppelgängerなのか。彼の行く末は一体どのようなものだろうか。先の展開が早く知りたくなる作品だった。

【印象的な英語表現】
“In the grey light the person who had spoken looked very big and black above me.”

“grey”“black”という色のコントラスト、光と黒い影の対比、二つの色彩がうまく表現されていて、光景が目に浮かんできて非常に幻想的だった。

【投稿者】 Y.M

【ポイント】 合計 7

0 件のコメント:

コメントを投稿