2016年2月13日土曜日

ARNOLD BENNETT STORIES FROM THE FIVE TOWNS

[タイトル]
STORIES FROM THE FIVE TOWNS

[出版社]
OXFORD BOOKWORM LIBRARY

[レベル]
 2

[感想]
短編の物語が4つ入った構成。タイトルにあるFIVE TOWNSから、僕ははじめ5つの街が登場するのだというように思っていましたが、どうやら勘違いでFIVE TOWNSという名の街を舞台とした物語なのだということに気づき、少し驚きました。短編の物語はどれもFIVE TOWNSの人々の私的生活を描いており、心がほっこりするものもあれば、なんだか人間の汚い部分が描かれているなと思うものもあって、非常に面白かったです。

[印象的な英語表現]
"You've forgotten your hat" "No, I haven't forgotten it"
主人公の男性は昔ちょっとしたことで妻ともめて家を出て行ったのですが、長い年月の末に帰ってきます。帰ってきた男性は妻と打ち解けることができます。しばらくして、男性は飲みに行くと言って家を出て行こうとします。その時、妻が言います。「あなた、帽子を忘れているわよ。」それに対して男性は「いいや、忘れてなどいないさ」と答えます。この2文のやり取りの中には、男性が「私は再びちゃんと戻ってくる」という意味をもたせているのだなと感じさせられました。興味深かったです。


John tossed the penny and put his hand over it. "Heads or tails?" he asked.
コイントスをする場面です。僕ははじめpennyの意味がわからず何してるんだろうと思っていたのですが、のちの文脈からコイントスのことだとわかり、日本で「裏か表か」というのを"Heads or tails?"というのだなーと思った。

[投稿者]
Gachiko

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