2016年2月9日火曜日

A Tales Of Two Cities:Charles Dickens

【タイトル】
A Tales Of Two Cities

【出版社】
OXFORD

【レベル】


【感想】
この物語は日本語では二都物語という作品です。
バスティーユ牢獄に無実の罪で長い間投獄されていた主人公ルーシーの父であるマネット医師が解放されて、イギリスに連れて帰るところから物語は始まります。その後ルーシーやマネット医師は穏やかに暮らし、ルーシーにはフランスの亡命貴族であるチャールズという夫もでき、幸せな日々が続きました。
しかし、この物語のターニングポイントはフランス革命であり、この革命によっていろいろな悲劇や悲しみが生まれます。
父や叔父たちの犯した罪によりチャールズは処刑されることになりますが、ルーシーのことを同じく愛していた弁護士のカートンはチャールズと容姿が似ていることを利用し、悲しむルーシーを見たくないがためにチャールズと入れ替わり処刑されます。
気づけば涙のこぼれている作品です。ぜひ読んでみてください。

【印象的な英語表現】
It was the best of times, it was the worst of times. It was the season of light, it was the season of darkness. It was the spring of hope, It was the winter of sadness.
「それは最良の時代であり、最悪の時代であり、それは光の季節であり、暗黒の季節であり、それは希望の春であり、絶望の冬であった。」
原作からは少し削られているようですが、なめらかな対比だなぁと思いました。

the powerful and the cruel, but also the beautiful, the innocent, and the good.
この文はギロチンについて表現した文章です。上の文と似たような表現をしていたので、気になりました。

【投稿者】
MAMA



[出版社]
MACHMILLAN READERS

[レベル]
2

[感想]
 舞台はイギリスとフランスです。登場人物がそれぞれバックグラウンドを持ち、時代に翻弄される姿はまるで登場人物全員が主人公であるかのような感覚になります。予想外の結末には思わず涙してしまいます。


[印象に残った英語表現]
 He was alone. He had no family. He had not been a good man. He had not always been kind to people. But he had known Lucie. He had loved her and he had cared for her family.

 単調な文章ですが、一文の長さがだんだんと長くなっているのでリズム良く感じます。また、「彼」がどのような人物であったのか想像でき、今まで決して幸せな人生とは言えなかった「彼」が「Lucie」と出会って人生が変わったことが読者に伝わる表現です。

[投稿者]
メークリヒ

[今までの合計ポイント]
16ポイント(2016 11/19)

0 件のコメント:

コメントを投稿