2015年4月21日火曜日

The Wave: Morton Rhue

[タイトル]
The Wave: Morton Rhue

[出版社]
PENGUIN READERS

[レベル]
2

[感想]
 社会の授業の教師が、最初は軽い気持ちで始めてしまったものが、次第に悪い方向へと進んでしまい、取り返しの付かないことになってしまうお話です。ヒトラーをリーダーとするナチスがどうしてユダヤ人を迫害していたのか。この本を読んでいると、人の心の弱さや、集団になった時のずるさが垣間見えます。

[印象的な英語表現]
“We did believe in you.” ”And believed in the Wave.”
これは今までの自分は間違っていたということを強く主張する場面の発言なのですが、過去形というものは現在と全く関係のない、切り離されたものというイメージが良く伝わってくる表現だと思いました。また、believe in が使われているので、believeよりかなり強く、前者の文はあなたの言っていることをもう信じないというより、あなた自身をもう信用しません。後者は、自分が行っていたthe Waveという行動は良くないことだったのだという気持ちが強く現れていると思いました。

[投稿者]  ターザン

[合計ポイント](2015/04/21)


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