2017年11月26日日曜日

Isaac Asimov: I, Robot

【タイトル】
Isaac Asimov: I, Robot

【出版社】
MACMILLAN READERS

【レベル】
4

【感想】
ウィル・スミス主演で2004年に映画化されたことでも話題になった、言わずと知れたSF小説の名作。ロボットが知能をもった世界で、彼らがどのように感じ、どのように『生きて』いるのかが描かれている。特筆すべきは、この作品が、ロボット工学が今ほど進んでいなかった20世紀に書かれた、という点である。即ち、著者であるIsaac Asimovは、ロボットのいる生活がどのようなものなのか、自身の想像力で描ききったのである。『第四次産業革命』とも言われるAIの登場を受けた現在、我々はこのような作品を通してロボットとの共存が意味することを再確認するべきなのかもしれない。

【印象的な英語表現】
"Powel realized that the robot was being friendly."
『Powelは、ロボットが(意図的に)親密になろうとしていることに気付いた。』

"be being 形容詞"の形をとることで、意図的にそうしていることを強調している。簡単な表現の、ちょっとした工夫で、微妙なニュアンスを読者に伝えることができると気付かされた。

【投稿者】
TM

【現在のポイント】
11

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