2017年11月29日水曜日

Victor Hugo: Les Misérables

【タイトル】Les Misérables

【作者】Victor Hugo and retold by Nina Wegner

【レベル】5

【感想】
私の大好きなレミゼラブルを初めて英語で読みました。レベル5ということで使われている英語はかなり難しかったけど、だいたいの流れがわかっているのでサクサク読めました。映画、ミュージカルとは違って登場人物一人一人の過去や心情がよりわかりやく描かれていたので感情移入しやすくラストのシーンでは泣いてしました。映画と本の大きな相違点は、マリウスの出生や家庭の話が本の方がより詳しく書かれていることなので、映画を観てマリウス役のエディ・レッドメインに惚れた方は倍楽しめると思います。

【印象に残った英語表現】
Eponine stared into Marius’s eyes, half smiling.
マリウスを愛し、コゼットとマリウスの間柄をよく思っていなかったエポニーヌが、革命軍の戦いでマリウスをかばって負傷し、瀕死の状態にある場面での一文です。死が近づく中で、生涯の最期に愛するマリウスの腕に抱かれ、幸せをかみしめながら清らかに弱弱しく微笑むエポニーヌの切実な愛情が伝わってくる表現だと思いました。Half smilingとすることで死の間際で力尽きそうな様子と、切なく微笑む様子が感じ取られました。

【投稿者】CHR

【合計ポイント】10



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【タイトル】
Les Miserables / Victor Hugo

【出版社】
IBCパブリッシング

【レベル】
5

【感想】
 ジャン・ヴァルジャンの一生を描いた物語です。登場人物一人一人の心理描写が大変丁寧になされていて、感情移入しやすい話だったように思います。激動の時代であった19世紀フランスでの多くの“哀れな”人々が登場し、彼らが様々な場面を通して繋がっていきます。
  友達から熱心にオススメされていたレミゼラブルを比較的簡単に読むことができました。映画も見たくなりました。素直に感動できるお話です。

【印象的な英語表現】
Jean Valjean’s eyes darted here and there, looking for some place – any place – to hide.

「ジャン・ヴァルジャンはそこら辺を見渡した。どこか隠れることができる場所を求めて。」

 これは主人公であるジャン・ヴァルジャンが、後見している幼女コゼットとともに刑事であるジャベールから隠れる場所を求めて逃亡しているシーンでの言葉である。
 Some place to hide の間にany placeを加えることで、隠れることのできる場所を死に物狂いで探している様子がうかがえる。“必死に”や“全力で”などの単語を用いることなく、その必死さをうまく表現していると思った。



【投稿者】

なっこ


【これまでの合計ポイント】


13 (2017.12.06)





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