2015年7月17日金曜日

Elaine O'Reilly : Project Omega

【タイトル】
Project Omega
【出版社】
Penguin readers 
【レベル】
Level2

【感想】
主人公Juliaのお父さんが突然いなくなってしまいます。Juliaはある日父から受け継いだ会社で、Project Omegaと書いてあるファイルを見つけます。その中にはNever!と書いてあり、この内容はどういったものなのか気になったJuliaは調査を始めます。様々なハプニングのゆえに、お父さんと会うことはできるのか。ぜひ読んでみてください。

【印象的な英語表現】
Their face told her nothing.
彼らの表情からは何も読み取れなかったというのをこう表現するとは知りませんでした。

【これまでの合計ポイント】
13ポイント

【投稿者】
flavor 

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【感想】
消息を絶った父を探すために危険に晒されながらも、会社の暗部が制作したProject Omegaを調査する18歳のJuliaの物語です。不安な日々を送りながらも他者への心遣いを忘れないJuliaの姿が印象的でした。
お父さんはなぜいなくなったのか、多額の会社のお金はどうなるのか、Juliaの行く末は...
気になる方はぜひ手にとってみてください。

【印象的な英語表現】
The dogs' noses were very busy for a minute or two, then they across the street to Central Park.
警察犬がにおいを覚える時の様子を表すのに鼻がbusyだ、としていたのが面白いと思いました。

They ran up and down, up and down, this way and that way. Again, nothing.
簡単な単語の組み合わせをリピートして、あちこち探し回ったことを表した面白い表現でした。

After a time, the newspapers were tired of the story.
読者ではなく、新聞自身が飽きたとしているのが印象的でした。

In one hour, Manhattan was white with snow - white and quiet.
マンハッタンの銀世界が目に浮かびます。white and quietが韻を踏んでいると思いました。

"I'm never lonely," she thought."Alone sometimes, yes. But not lonely."
今更ですがlonelyとaloneの違いを考えさせられます。

【投稿者】
five cats

【これまでの合計ポイント】
15ポイント(2016/11/26)




【感想】
突然父親が行方不明になってしまい警察も見つけられないなか娘のJuliaがなんとか手がかりをつかもうと努力するという内容で始めは怖いと思うようなシーンもあったけれどJuliaが人と出会い手がかりを見つけたり友達と呼べる信頼できる存在ができたりしていくのが読んでいて面白かったです。

【印象的な英語表現】
Then she heard the telephone.
電話が鳴ったと表現する文でtelephoneではなくsheを主語にしているところが面白いと思いました。
Clara was a mother to her, and Julia loved her.
Juliaの生みの母親はJuliaが幼い頃に亡くなっているのでClaraは実の母親ではないけれどto herとつけることで自分を育ててくれたClaraJuliaにとっては母親であるということが表現されていて素敵だと思いました。
It was the plan of very bad men, men without feelings. There was only one word for it: evil.
汚い手を使って大金を得ようとする計画を考えた非情な男を表すのに「men without feelings」という端的な表現を使っているのが面白いと思いました。また「そこには悪という一つの単語しかなかった」という表現が「その計画はとても邪悪なものであった」というように表現するよりも小説らしい感じがして面白いと思いました。

【投稿者】
M.T.
これまでの合計は7ポイント(2017/11/13)


【感想】

ニューヨークに住むとある会社の社長が突然いなくなってしまいました。誰に聞いても彼の行方を知るものはいません。彼の娘である18歳のJuliaは、自分が何とかしなくては、と立ち上がり、父の経営する会社に乗り込みます。そこでProject Omegaと書かれたファイルを見つけますが、中には父が書いた”Never”という文字のみ。そこにどんな意味が隠されているのか気になったJuliaは他の社員に聞いてみることにしました。しかし、それがきっかけで彼女は命を狙われる羽目になります。なんとProject Omegaは邪悪で恐ろしい計画だったのです。
母を幼い頃から亡くし、父まで失った少女が、命の危険に立ち向かいながら行動に出るという勇敢な物語です。父はなぜ消えてしまったのでしょうか。そこには父が娘に託した思いが関係していたのです。

【印象的な英語表現】

“Julia saw something in the girl’s eyes. And when the girl spoke, she heard more than the words. There was something in the girl’s eyes and in her words between the words.”
Miss Harperの目を見て、何か違和感を感じ取るJuliaの鋭さが描かれています。下線部の表現が面白いと感じました。

“All morning Julia waited for the right time.”
Project Omegaのファイルを探せる、一人になれるその時間を待っていた」という場面を、right timeという表現で簡単に表せるのだと感じました。

【投稿者のニックネーム】

AY

【投稿者のこれまでのポイント合計とその時点での年月日】


 15 (2017/1/15)

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