2015年7月10日金曜日

The Man with the Golden Gun : Ian Fleming

[タイトル]
The Man with the Golden Gun

[
出版社]
Macmillan Readers

[
レベル]
6

[
感想]
1960
年代を舞台にイギリス政府の工作員James Bondと中南米の暗殺者Scaramangaとの戦いを描く物語です。作者Ian Fremingはこの作品をはじめとしたJames Bond007シリーズで有名な作家で,彼はなくなるまでこのシリーズを書き続けていたそうです。この作品は第7作目に当たります。
JamesScaramangaの出会いなど,物語の所々でタイミングが良すぎるのではないかと感じるところがあったので,リーダーズ版ではない本編ではどのように記述されているのか気になりました。
巻末にUseful phrasesがまとめてあり,そこから慣用句的な意味も知ることができます。

[
印象的な英語表現]
James Bond smiled for a first time.  But it was a thin smile, which did not light up his eyes.
“thin”が笑いについても使えるということが印象に残りました。thin=薄いと覚えているだけではなかなかここまでイメージがわきにくいように感じます。

I eat one of their famous secret agents for breakfast from time to time.
暗殺者Scaramangaが,イギリスの他の工作員を殺したことを自慢するシーン。Eat ~ for breakfastと表されることで簡単さが際立っているように感じました。

It was as if Bond were a piece of steak and they [Scaramanga and Hendriks] were wondering to have it cooked rare or medium rare.
Bondに身の危険がすぐそこまで迫っていることが伝わる文章。日本語でもまな板の上のコイといいますが,英語でも危機が迫っていることを食べ物に例えることが多いのでしょうか。

以下Useful Phraseにもあった表現。
Don’t you want to press any charges?
Press any chargesで罪を犯したことを公表するという意味になるそうです。今後,ニュースなどで聞くことがあるかもしれません。

The hotel isn’t looking good – it’s in the red.
In the red で赤字である,という意味のようです。日本語と同じ色の感覚で使うことに驚きました。

[
投稿者]
Miras

[合計ポイント]
24
2015.7.10

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