2015年7月2日木曜日

The Lady in the Lake: Raymond Chandler



【タイトル】
The Lady in the Lake

【出版社】
PENGUIN READERS

【レベル】
2

【感想】
探偵のMarloweKingsleyに妻を探し出してほしいという依頼を受けます。妻であるCrystalは他の男と家を出て行くという手紙を残して消えていました。ここからMarloweは手掛かりとなる場所へ行き、たくさんの人に話を聞きます。湖の近くである男から妻がいなくなったという話を聞いた後には湖からその男と妻とみられる女の死体が発見されます。たくさんの事件が実はつながりを持っていてたくさんの殺人事件が関係していたのです。Kingsleyの妻は見つかるのか、そして事件の真犯人は誰なのでしょうか?
たくさんの名前が出てくるため、整理しながら読まないと混乱してしまいそうでした。推理小説のため最後に近づくにつれて今まで出てきた事件や名前が繋がっていき、真犯人がわかったときはとても驚きました。急いで読もうとせず、時間をかけて読むとさらに面白いと思います。

【印象的な英語表現】
Word gets round fast in small villages.
この町に来てすぐ知らない女の子がMarloweに話しかけてきたためこのようなことを言っています。
I don’t think it. I know it.
授業で触れたknowには確実性があるということがこの文章からよくわかります。

【投稿者】
ちび

【合計ポイント】
20(2015/06/29)時点

[タイトル] The Lady In The Lake
[作者]Raymond Chandler
[出版社] PENGUIN READERS
[レベル] 2
[感想]
これは探偵の話で、ある男性から妻が失踪したとの依頼を受けるところから始まり、徐々に謎を解いていくミステリーである。1つの事件かと思いきや、周りの事件も複雑に絡み合っていて、最初どうなっているのかわからなかったが分かった時は爽快感を味わえた。妻は殺されたのか、自殺したのか・・・。この話は複雑で難しいが、謎解きを一緒にしているようで面白いのでぜひ読んでみてほしい。また、この話の中では、主人公の気持ちを表す際に一人称が使われていて、自分が主人公になって謎を解いているようにも感じた。
[印象的な英語表現]
Word gets round fast in small villages.
小さな村で噂がすぐに広まったことを「言葉が回る」と表現しているのが面白かった。
Lavery was at home.
人が家で死んでいるのを目撃した時の言葉で、wasを使うことでその人が亡くなっていることを表現しているのが印象的だった。
They had tired grey faces and grey smile.
笑顔を灰色と表現するのが不思議だと思った。
A body with a grey-white face, without eyes, without mouth, just long yellow hair.
湖の中で女性の死体を発見したときの表現だが口や目がないという表現が不気味さを演出していると思った。
[投稿者]
のん
[これまでのポイント]
6ポイント(2016.11.2現在)

《感想》
詳しくはネタバレになってしまうので言いませんが、私にとってはどこか釈然としない結末でした。殺人事件なのではじめから幸せな物語ではないにしろ、なにか別の結末はなかったのか。人間の愛が引き起こした事件故、愛によって人間はこんなこともできるのだと、悲しくもなりました。英語でミステリーを読むのは、事件の真相は複雑で難しいものであるし、ハードルが高いのでは、と読む前は思っていましたが、Level2だからこそ簡単な英語で書かれているために、理解するのにそう時間はかかりません。ぜひ読んでみてください。

《印象的な英語表現》
“A little-girl smile” “a weak smile” “not a nice smile” “a big friendly smile” “He smiled, but not with his eyes.”
これ以外にもたくさんの、笑みに関する表現がでてきました。Smileに付け加えるだけで、その人物の心情や人柄を読み取ることができ、おもしろいなと感じました。

《投稿者》ふじ
《ポイント》3 (2017.11.14現在)



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