2015年11月17日火曜日

King Lear:William Shakespeare

【タイトル】
King Lear


【出版社】
PENGUIN READERS


【レベル】
3


【感想】
私は大学に入ったら日本のものもですが海外についても古典と言われるものを読みたいと思っています。
なので、図書館で見つけたシェイクスピアの「ハムレット」「マクベス」「オセロ」にならぶ四代悲劇の一つである「リア王」を読んでみました。
この物語はイギリスの王であるリアが、高齢で退位するにあたって三人の娘に国土を分割しようとし、上の二人は言葉巧みに嘘で父親を欺き広大な土地を手に入れたが、三女コーデリアは真に父を愛し素直であったため愛をうまく伝えられずに父を怒らせ勘当されてしまった。これがこの物語のすべての悲劇の始まりです。
その後リアは上の二人の娘に虐げられ、狂ってしまいます。
悲劇なだけあって何とも後味の悪い作品だなと思いました。そして人間の様々な欲も登場します。
しかし、私は物語の後半図書館で少し泣いてしまいました。父親殺しの無実の罪を着せられ追われていたため変装して狂ったトムと名を変えたエドガーとその父であるグロスターが再会するシーン、そしてリアとコーデリアが再会するシーン。思わずほろりとしてしまいました。


【印象的な英語表現】

Nothing, my lord.
「何も言うことはありません、お父様。」

コーデリアが父親への愛を語ろうとした場面です。彼女の率直さにうれしくもなり悲しくもなり悔しくもなりました。


【投稿者】
MAMA





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