[タイトル] Tess of the d’Urbervilles
[作者] Thomas Hardy
[出版社] OXFORD
[レベル] 6
[感想]
ひょんな事から自分が名高い家系であるダーバヴィルの末裔だということを知ったジャックは、彼の長女である17歳のテスをダーバヴィル家へ送り込みます。ダーバヴィル家の長男アレックはテスをすぐに気に入り、テスもアレックに対して信頼を寄せつつあった時、アレックはテスを無理やり妊娠させ、テスは逃げ帰った実家でアレックとの子を出産します。その後、結婚もしていないのに出産したテスは村での居心地が悪くなり、逃げるようにして引っ越した先の離れ村の農場で働き始めます。そこで出会った牧師エンジェルと恋に落ちた彼女は決心して自分の過去をエンジェルに打ち明けるのですが、それを聞いたエンジェルは被害者であるテスを軽蔑の目で見るようになります。美しく芯のある性格なテスの正直さが仇となり、彼女が苦しめられる姿に胸が痛くなります。Grated Readersの中では文量が多めですが、英文自体は比較的難しくありません。ぜひ読んでみてください。
[印象的な英語表現]
“Remember, my
lady, if you are any man’s wife, you are mine! I will have you again!” said d’Urberville
angrily.
I will have you. という表現に、19世紀末のイギリスの女性と男性の立場の差を強く感じました。
[投稿者] ちゃお
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