2017年12月27日水曜日

The Raven: Edgar Allan Poe

【タイトル】
The Raven: Edgar Allan Poe

【出版社】
Penguin Classics

【感想】
この詩すべてが印象に残った表現でした。声に出して読むと、この詩の音楽性と美しいリズム、選ばれた単語のすばらしさに気が付きます。この「大鴉」という詩は物語であり、愛する恋人をなくし心が乱れていた主人公のもとに大鴉が訪れ、じわじわと狂気に染まっていくストーリーです。この詩は各6行の18スタンザからなっていますが、特に印象的なのはこの各6行の6行目だと思います。この6行目すべてに”more”というワードが入り、後半には有名な”Nevermore”が入っています。大鴉は”Nevermore”という単語しか発さないのですが、そのことに気付いているにもかかわらず、主人公は”Yes”を期待しているはずの問いを投げかけ、”Nevermore”の答えに嘆き、狂っていきます。とても美しい声に出して読んでもらいたい作品です。

【印象に残った表現】
Darkness there, and nothing more.

Quoth the raven, `Nevermore.'

Shall be lifted - nevermore!

口に出して読むとリズムが美しく、とても気持ちがいいです。

【投稿者】
ママ



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