2017年10月23日月曜日

Gaston Leroux: The Phantom of the Opera

【タイトル】The Phantom of the Opera

【出版社】Macmillan Readers

【レベル】2

【感想】
私はミュージカルファンです。私の最も好きなミュージカル作品、Les Misérablesに並ぶほどお気に入りの作品がこのThe Phantom of the Operaです。前者はアメリカで、後者はイギリスで第1位のロングラン上演を誇っている非常に有名な作品なので、作品名だけでも聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
この多読本は、映画・舞台を小学生のころから何度も観ている私は、怪人(Eric)の切なくも深く狂気に似たChristineへの愛情、ChristineEricへの畏敬と憎悪と同情で揺れる複雑な心情を表現しきれていない部分があるので、物足りなく感じてしまいました。しかし、この本はミュージカルではなく原作をもとにしているので、原作とミュージカルの違いを知ることができ、また実際に観たことはないけど内容を知りたいという方はあらすじや世界観をしることができるので満足していただけるものと思います。
また、レベル2ということもあり、語彙に制限をかけた場合このように言い換えをするのか、という発見の面白さもあります。オペラ座の怪人ファンとしては、この多読本をきっかけに映画やミュージカルを実際に観ていただけると嬉しく思います。

【印象的な英語表現】
The mirror was also a door!
レベル2に合わせた面白い表現の一つです。鏡が隠し扉であったと述べるのではなく、鏡はまた扉でもあった、と表現するのが端的で面白く思いました。

【投稿者】CHR


【ポイント】合計 2 (2017/10/23

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