2017年10月9日月曜日

Tim Vicary: The Piano Man

【タイトル】
  The Piano Man

【出版社】
  OXFORD BOOKWORMS LIBRARY

【レベル】
  1

【感想】
 ある女性が浜辺で、寒さに苦しみ全身が濡れた一人の男性を見つけた。すぐに病院に運ばれ、医師や看護婦からの質問にも何も答えようとしない男性は、話すことができないのか、それとも話したくないのか…
 この海にいた奇妙な男性は一体誰なのか、名前はなんというのか、それ以上になぜ The Piano Man と呼ばれているのか。読み進めていく間、常に先の展開が気になる作品です。この男性の心の叫びに、誰もがきっと共感できるでしょう。

【印象的な英語表現】
 “I am nothing, just a poor half thing, a garden without flowers, a sky without the sun...”
 
 これはThe Piano Manの心の内に抱く悲しみを強く印象づけている。大切な人をひたむきに慕い続けるが故に苦しむ、そんな人間らしさが全面に表れており、自己を投影して読むことで非常に感慨深くなった。

【投稿者】
  Y

【ポイント】

 合計 1

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