[タイトル]
A History of Britain
[作者]
Fiona Beddall
[出版社]
PENGUIN READERS
[レベル]
3
[感想]
この本はノルマン征服時代から第二次世界大戦後までのイギリスの歴史を知ることができます。人物、言語、宗教、地理・・・様々な視点からイギリスの成り立ちが記されているので、イギリスに興味がある人、世界史を学んでいる人は勿論、そうでない人も楽しめると思いました。
[印象に残った英語表現]
Illness travelled quickly through the new
towns.
産業革命時のイギリスでは病気が蔓延していました。その状況を表現した一文です。travelという単語は旅行をするという意味で使われることがほとんどですが、ここでは病気が新しい街に伝わったという意味で使われています。Illnessに対してtravelを使っているところが面白いと思いました。また、アメリカ英語では”traveled”ですがイギリス英語は"travelled"となります。この違いもイギリスについての本ならではだと思いました。
[投稿者]
メークリヒ
[これまでのポイント]
9(2016/10/23)
【感想】
正直歴史を英語で読むのは難しい。いろんな人名が出てきてややこしいし、出来事の名前なども含めて固有名詞が多いため、物語を読む時とはまた違った感覚だ。ただ高校の時に習った世界史の知識が、おぼろげな記憶ではあったが予備知識として働いてくれた。しかし、日本語で知っているとはいっても、英国の歴史を英語で読むからこその意味はあると思う。例えば“アングロサクソン族”がThe Angles and Saxonsの表記から複数の民族が融合して成ったものであるということが分かった。また ‘Angle-land’が後に今の’England’になったということも、英語表記の方が理解しやすい。学校英語は基本的にアメリカ英語が扱われることが多いが、イギリスが世界に与えた影響は歴史的に見ても大きく、英語学習においてもその存在は無視されるべきではないだろう。実際教科書の中でもイギリス文化を題材にした単元が見られたりする。味わって読む物語も良いが,たまには歴史を語る、少し雰囲気の違った英文を読むのも面白いのではないだろうか。
【印象的な英語表現】
The
most important people in the country met
to choose a new king.
訳がついているわけではないので分からないが、過去形metの形で使われているここのmeetは、単に「会う」という一般によく使う意味だけでなく「会って話し合う、会議する」というニュアンスを含んだ表現だと解釈した。なるほどmeetingのmeetということなのかなと、印象的に思った。
【投稿者】
はなびら
【ポイント数】
これまでの合計は13ポイント(2017/1/23)
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