2016年10月24日月曜日

O. Henry : The Gift of the Magi and Other Stories

[タイトル]
The Gift of the Magi and Other Stories

[作者]
O.Henry

[出版社]
Penguin Readers

[レベル]
level1

[感想]
この本は、作者がお金のことでいろいろあって三年間刑務所にいた際に書いた短編集です。だからなのか、この短編集はお金にまつわる話ばかりです。しかし、ただひとくくりにお金関係の話といっても、一つ一つの話は全く雰囲気が違いました。私は特に一番最初のThe Gift of the Magiが心打たれました。この物語は、貧しくも幸せに暮らす夫婦の話。あるクリスマスの日、奥さんは旦那さんにクリスマスプレゼントを用意しようとしますが、その手に握るのは1.87$のみ。これでは十分なプレゼントも買えません。そこで、彼女はお金を手に入れるためにある決心をします。貧しいながらも互いのことを思う夫婦の愛があふれる物語でした。
私はこの物語が好きですが、他にも、全く系統の違う話が複数入っているので、すべて読んでみて自分のお気に入りの物語を見つけてみてはどうでしょうか。

[印象的な英語表現]
This afternoon we can see Della in the apartment.

The Gift of the Magiの中の文章なのですが、この物語の導入部分は、作者が読者に語り掛けるような文章になっており、主語にweが用いられています。上の文章は導入部分ではなく本編にあるのですが主語がweになっていることで物語の途中でも私たちが彼らを眺めているような感覚になる一文だと思いました。

[投稿者]
ニキ

[ポイント合計]
4ポイント(2016/10/24)


【感想】
アメリカにおけるお金の様々なあり方が描かれた短編集です。The Gift of the Magi/The Art Game/The Troubadour/Money Talks/Soapy’s Winter Homeの5つの話から成ります。どの話もお金が深く関わっているのですが、思いもよらない結末をむかえる話もありました。今回は5つの話の中から、Soapy’s Winter Homeを紹介します。

【印象的な英語表現】
How can he[=Soapy] get into jail for the winter?

お金も仕事もない青年Soapyの物語です。寒い冬を牢屋で越すために意図的に警察に捕まろうとする、彼の計画がなかなかうまくいかなかった時の1文です。この文を読むことで、Soapyの行動の意図がすぐにわかりました。どういう形であれ、犯罪は良くありませんが…

【投稿者】
S.I

【ポイント合計】
1

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