2016年10月18日火曜日

William Shakespeare : A Midsummer Night's Dream

【タイトル】
William Shakespeare : A Midsummer Night's Dream

【出版社】
PENGUIN READERS

【レベル】


【感想】
以前イギリスにホームステイした際、ホストファミリーのお姉さんからこの本を紹介されました。その時は時間がなく読むことができなかったので、今回この本を手に取り、読むこととしました。このお話は、公爵夫妻の結婚式を四日後に控えたアテネの国で起きた、公爵の家臣の娘の結婚における問題、そしてその友の結婚の問題、森の妖精の王と妃の抱える問題が絡み合った、夏の夜の不思議な物語です。台本のような作りで非常に読みやすく、話の展開も難しくなく、単語のレベルもそこまで高くなかったので大変読みやすい本でした。全体的にコミカルで軽い印象ですが、あらゆるところに散りばめられている愛情表現がとても美しくて、時に嘘くさくも聞こえるような熱いセリフもあります。しかしそのまっすぐさ深く感じさせる表現は本当に綺麗なので、ぜひ一度読んでいただきたいです。話の流れ以上に、表現に圧倒される一冊だと思います。

【印象的な英語表現】
I will bring you only happiness.
最も綺麗だと思った愛情表現の一つです。

I won't stand in your way.
おそらく「もう邪魔はしないよ。」という意味の言葉ですが、この少ない語数で端的にその状況を表しているのがとても印象に残りました。

【投稿者】
K

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