2014年10月14日火曜日

Stephen Rabley: Marcel and the Shakespeare Letters

[タイトル]             Stephen Rabley: Marcel and the Shakespeare Letters
[出版社]                 Penguin Readers
[レベル]                 Level 1

[感想]
 主人公・Mercelはパリに住むねずみで、探偵です。Mercelはロンドンにいる友人・Henryの家を訪れた際、ある事件に遭遇し、二匹は解決のためメモ帳を盗み見し、街を走り、電車に乗り…
 ねずみならでは遭遇する困難にも見舞われますが、ねずみだからこそなされたこともあります。Mercel の決して焦らない物言いからは自信がうかがわれ、頼もしい限りです。彼の安定感のある推理と行動に感心せずにはいられません。HenryMercelのことを深く信頼し、二匹は協力して事件解決のため奔走します。
 二匹がことを成したときの爽快感も、味わって頂きたいです。きっと読み終える頃には、二匹の素敵なねずみたちを好きになっていることでしょう。

[印象的な英語表現]
Marcel looks at Henry. Henry looks at Marcel. Then they climb into the safe.
これは、二匹が金庫の中のものを見ようとしたところ、金庫が空っぽになってしまっており、驚いた、という場面です。二匹が困惑してお互いを見合った様子や心情が手に取るようにわかります。

He looks at the safe. Then he looks at the letters – and then he looks at the safe again.
こちらも、金庫と手紙とを何度も繰り返し交互に見るという行動のみを描写することによって、人物の心情までもが表現されています。このように、簡単な英語で感情が十二分に伝わるような文章を賭けるよういなりたいと思いました。この文章がどのような場面なのかは、本を読んでみてのお楽しみ。

[投稿者]
coli

[合計ポイント]

これまでの合計は1ポイント(2014/10/14


【感想】
 主人公Marcelと彼の友人のHenryという二匹のネズミが協力してある事件を解決する物語です。
 MarcelHenryが互いに信頼し合っている様子が平易な文からでもしっかりと伝わってきます。いくつかの手紙、金庫、メモ、ナイフといった人間が使うものも、この物語の中でネズミたちの追う事件に深く関係していると思います。簡単ですが、おもしろく読みやすい本です。

【印象的な英語表現】
Henry walks behind his friend.Marcel’s a detective,’ he thinks.
Marcelのことを‛his friend’と表現している所も含めて、Henryが自分の友人のMarcelを信頼していることがうかがえる一文です。

【投稿者】
ふう

【合計ポイント】
これまでの合計ポイントは2ポイント(2014/11/07


[感想]
フランスのパリで探偵をしているネズミのMarcelは毎年11月になるとロンドンに住む友人のHenryというネズミを訪ねます。MarcelHenryから”Shakespeareの手紙について話を聞き、興味を持つのですが、ある女性がその手紙を持ち出す現場を目撃し手紙を取り返す旅に出ます。はたして二匹のネズミは手紙を取り返すことができるのでしょうか。

[印象的な英語表現]
The two friends sit in big chairs.

今まで椅子に座るといえばsit on a chairという表現しか知らなかったのですが、椅子のサイズや体の大きさによって前置詞が変わることにびっくりしました。

[投稿者]
うちまた

[投稿者のこれまでのポイント合計とその時点での年月日]
これまでの合計ポイントは3ポイント(2014/12/4



【感想】

パリに住んでいるネズミのMarcelがロンドンの友人のところへ行き、シェイクスピアの手紙をめぐる事件を解決するというお話です。2匹は手紙の持ち主の家に行って手紙を見ようとしますが誰かが盗んでいることを知り、取り返そうと奮闘します。人間のように道具を使ったり電車に乗ったりする2匹の目線で書かれているのでとても楽しみながら読むことができました。

【印象的だった英語表現】
He can hear a lot of fireworks in the street.
花火の音が聞こえることをthe sound ofなどを用いず、そのままhear fireworksと表現しているのが印象的でした。

【投稿者】
ちび

【合計ポイント】
15(2015/06/15時点)



[感想]
 探偵を生業としているMarcelとその友だちであるHenry、この二匹のネズミがShakespeareの手紙をぜひ読みたい!と女どろぼうを追いかけながらロンドン中を駆け回る物語です。お互いを信頼しあっている所が垣間見えたり、協力してトラブルを乗り越えていく姿が、非常に読みやすい英語で描写されていてあっという間に読み終わります!
 Marcelくんの本はシリーズ物らしいので他の冒険もぜひ読んでみたいです。

[印象的な英語表現]
①His old friend - Henry - has small flat there.
small flatというのは「こじんまりしたアパート」のことらしいです。flatを名詞で使うことがあまりないので読んでいて少し引っかかりました。辞書で調べるとアメリカではapartment houseを用いるのが通例で、イギリスではflatを使う場合が多いそうです。確かにこの物語の舞台はロンドンなので、細かい点でもズレがないのは読み手にとって嬉しい発見です。「ネズミの家のことだろうな」という予想は当たっていましたが挿絵を見る限り、トムとジェリーに出てくるような壁に穴が空いた家ではなく、窓も暖炉もある本格的な家のようです。lives inではなくhasを使っているところも面白いと思います。

②Marcel and Henry run under their legs and bags.
theirというのは駅を歩いている大勢の人のことです。基本andは等位接続詞で前後に同じものを並べるという感覚があるので、脚と鞄の表現レベルが一緒にされていて面白かったです。確かにネズミから見たら人間サイズのものは皆同じように大きいですよね。読み手の視線をこういった表現で変えることができるのはすごいと思います。

途中二匹の描写がころころ変化していくのも読んでいて楽しかったです。単調にtheyで終わらせないことで読者に飽きさせない効果もあるのだと思います。
ex. The two friends, The two mice, Marcel and his English friend, etc.


[投稿者]
five cats

[これまでの合計ポイント]
2ポイント(2016/10/18



[感想]
探偵であるネズミのMarcelが友人のHenryと一緒に、盗まれたシェイクスピアの手紙を探し求めてロンドン中を駆け巡る話です。まず、ネズミの目線で描かれているので我々の普段の捉え方とは違って新鮮さを覚えました。そしてシェイクスピアの手紙のために2匹のネズミが動くほどシェイクスピアの偉大さを改めて感じました。またMarcelがメモを見つけて女泥棒の行方を率先して追っている姿からも探偵として本領発揮している様子が見て取れました。

[印象的な英語表現]
Then he goes down to Henry’s flat.
Henryのアパートが地下にあるということがわかる。ちなみにアパートを意味する単語に「flat」と「apartment」があるが「flat」は主に英国で使われる表現で、「apartment」が主に米国で使われる表現であるという。
Then he gives the letters to a man from the museum.
a man from the museumでこの男性が博物館から出てきた、つまり博物館の人であるとわある、このfromを使った修飾法が面白い。
 
[投稿者]

あんぱん

[合計ポイント]

これまでの合計ポイントは4ポイント(2016/10/22)







《感想》
このお話は、フランスの探偵をしているネズミが、イギリスの友達を訪ねてくるところから始まります。2匹は隣の家に住む教授がシェイクスピアの手紙を持っていることを知り、ぜひ読みたいとこっそり忍び込むのですが、なんとそこで、見知らぬ女性が手紙を盗んでいることを見つけて…
身体の小さいネズミだからこそできる追跡劇が楽しい作品です。

《印象的な英語表現》
The two friends sit in big chairs.
「2匹のネズミ」を「2人の友達」と表していることが素敵だなと思いました。

《投稿者》ふじ

《ポイント》4(2017.11.20現在)






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